1998年1月15〜17日 金沢市民芸術村<ドラマ工房>で上演した「リア王」の様子を紹介!

 アンゲルス第二回公演

― 金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会共催 ―
W・シェークスピア=作
岡井 直道=台本・演出

『リア王』ー風に吹かれてー

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 photo by Kei Noda

 

 
 ふたりの娘ゴネリルとリーガンに城を追われたリア王は
 嵐の荒野をさまよいながら 怒りに叫ぶ
 
 ドーバー海峡の断崖に 一人の女が風に吹かれて立っている
 女は黒い衣に身を包み 黒い旗を風の中にはためかせている
 リアの末娘コーディーリアがドーバーの断崖に立っている
 リアは 嵐の中 ドーバーの断崖に向かって歩み始めた
 
 王宮にとどまる者が問う ―― なぜ、ドーバーへ? ―― 
何故、ドーバーへ?
 人々がリアを追いドーバーへ向かって動き出す
 野原の中 衣服は汚れ すり切れ 雨と嵐は衣服の形を壊し
 吹きわたる風が 身に纏う衣装をさらしていく
 晒されて衣服は尊い布となる 
 地のはてドーバーの断崖にコーディーリアが立ちつくす
 コーディーリアが風の中で いのっている
 
  「ありとあらゆる貴い秘薬
  いまだ知られざる大地の薬草よ
   私の涙で芽を出しておくれ!」

CONTENTS

  ・「リア王」上演にあたって 2ページ

  ・舞台写真 5ページ

  ・キャスト スタッフ

  ・劇評

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