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■「金沢市民芸術村」の発足当時(1996.10)金沢在住者と他の地域に住む者が、ともに稽古をし演劇上演することを望んで、Angelus(アンゲルス)というグループが生まれた。様々な地域に住む者がそれぞれ自前で資金とスケジュールを調整し、一定期間この金沢市に在住して、芝居を創るという劇団。そして、俳優、演出家、舞踏家、照明家、デザイナー達、プロフェッショナルもアマチュアも混在し、年齢、性別、職業、国籍も様々な者達が、各地から集まって来た。金沢市民芸術村の諸施設でシェークスピアの「マクベス」「リア王」「オセロー」「十二夜」の上演を重ねてきている。
さらに1999年4月からは、小立野石引町に〈AngelusCafe〉を開設し、事務所兼喫茶劇場とし、意欲的な実践劇を、発表し続けている。
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1996年12月末に石川県金沢市にある金沢市民芸術村のドラマ工房で〈市民芸術村こけら落とし演劇祭〉参加作品として「アンゲルス第一回公演」が4ステージ行われた。演目は岡井直道脚本・演出の「マクベス」で、その立体的でダイナミックな舞台創りは、ドラマ工房が持つ空間の魅力を存分に発掘して、観客や、評論家たちから高い評価を受けた。 出演者は、地元の劇団<アンサンブル金沢>、<新人類人猿>をはじめ、高校演劇部員、それに<Esqui
Nouver>、<金沢舞踏館>、<東京演劇アンサンブル>といった俳優、舞踏、舞踊のプロフェショナルたちで、これらの人たちが音楽や美術や照明の専門家たちと一緒に、三ヶ月をかけて一つの舞台を創りだした。
■〈アンゲルス〉は『変化』に期待する
〈アンゲルス〉では劇団の中に「お客様」をつくらないことを申し合わせている。
稽古場には、テキストと演ずる者、それにその協働者がいるだけで、それらを統括する「上位の意識といったもの」をつくらないようにしている。稽古場では、いろんな才能がクロスオーバーすることで、他者を揺さぶり、互いの『変化』に、期待する。
■〈アンゲルス〉は、この世界の様々な地域で演ずる
従来より、地域演劇が抱える問題の一つとして批評の不在が指摘されてきたが、作品行為は、いつも「他者」の目にさらされることで、より密度の高いものを生み出す。〈アンゲルス〉では、地元の観客のみならず、生活習慣や、歴史風土の違う地域の人たちの中で演じることを実現したい。そして、特にこの世界の「少数者」の感覚に学びたい。
■〈アンゲルス〉は演劇フェスティバルのネットワークを創る
稽古をし、創り上げた作品の上演回数を増やす為にも、各地域と結んだネットワークが必要になってくる。〈アンゲルス〉は〈かなざわ演劇人協会〉と〈金沢市〉と連携して、日本および世界の各地域を結ぶ演劇ネットワークを作り出したい。各地域からの《金沢芸術村演劇祭》参加と、他地域の演劇フェスティバルへの参加を具体化する。
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